ふるさと種子島 > 種子島の花木・樹木 > スダジイ

【 樹木の諸データ 】

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ブナ科

【 生態状況 】

スダジイは、雑木林を形成している代表的な樹木です。山の神や祖霊そして勧請した神の依代として、また、大木や老木は御神体として、昔から大切に扱われています。

したがって、神社などで大木を見ることが多いのは、その理由によります。そして、玉串に使うサカキの代用として神事には欠かせません。よって、スダジイには、魔除け、悪魔祓いの効果があるのです。

ところで、スダジイの特徴は、葉の裏が灰褐色になっていることです。そして、スダジイには、ヤッコソウが寄生することもあります。西之表市では、浦田湾の北側で、中種子町では、権現山の熊野神社境内付近で、南種子町では、大塚山の頂上付近で観察できます。

スダジイの樹皮は、がさがさしており、滑らかさはなく、シダ類が寄生することが多くなります。また、幹が大きくなるにしたがい、中空になることも多いのです。

道路沿いでも、少し雑木林に中に入ると、スダジイの老木を見ることが出来ます。雑木林で多く自生していますが、木炭にはまったく適していません。そのため種子島では、チップ材として切り出されます。

スダジイの花

春になると、いっせいに黄色の花を咲かせます。緑の中に黄色はすごく目立ち、遠くからでも確認できます。やがて秋には果実を付けますが、果実は炒って食べるとなかなか美味しいのです。

スダジイの色違いの葉

真冬になると、スダジイの面白い光景を見ることができます。写真で分かるとおり、同じ幹なのに葉が黄色く変色しているのです。左右同じ幹のものです。左は、黄色く色づいた葉、右は通常の葉です。葉の色が、両方あるなんて、さすが、神の依代の樹木です。

スダジイ
スダジイの新芽

初春に新芽を出す頃、神秘的な雰囲気を楽しむことができます。2〜4月になると、スダジイの新芽を楽しめます。

2014.10.10〜