樹木の諸データ
- 【 科名 】
- キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性植物
- 【 和名・別名・学名 】
- 琉球定家蔓、Trachelospermum asiaticum
- 【 撮影日時 】
- 2016年(平成28年)6月3日(金)/8時53分〜8時56分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市安納県道75号線沿い、野木道沿い、安城高山道沿い、下西川迎道沿い
- 【 その他 】
- 藤原定家にちなんで付けられたものです。
生態状況
リュウキュウテイカカズラは、初夏の海岸線を白い花で飾ってくれます。樹木に絡み付いて生えて、たまに垂れ下がっているものも見かけます。
白い花びらですが、黄色っぽく見えます。海岸に近い場所だけでなく、内陸部にも咲いています。花びらは5枚で、ほとんど匂いはありません。
種子島では、道沿いで車窓からも確認できます。
リュウキュウテイカカズラの花期は、4〜8月です。種子島では、海岸付近、少し内陸部でも自生しています。ほかの樹木に絡みつき、一面覆いかぶさっていることもあります。
花の直径は、15ミリ前後です。大きく5裂しており、花片の先は、そり返るかのように少し尖っています。
海岸付近では、早めに開花します。薄黄色〜黄色の花で、花粉状の香りが周辺に漂っています。【平成29年4月25日撮影】
ほかの樹木の上に覆いかぶるように開花しています。つるの先端部はよく枝分かれして、散状花序をつけ、それが花の塊のように見えます。【平成29年4月25日撮影】
リュウキュウテイカカズラの紅葉は、大変綺麗です。その中に新緑の葉と同時に見られ、葉を楽しむこともできます。【平成23年5月4日撮影】
写真は、リュウキュウテイカカズラの虫えいです。果実みたいに太くなっているところです。この中には、たくさんのハエの幼虫が住んでいるのです。テイカカズラでは、テイカカズラミタマバエといわれています。【平成22年2月12日撮影】
海岸付近で群生しています。その花に蝶が集まり蜜を吸っていました。花はかなり黄色になっています。【平成29年4月25日撮影】