樹木の諸データ
- 【 科名 】
- イラクサ科ヤナギイチゴ属の落葉低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 柳苺、学名 Debregeasia edulis
- 【 撮影日時 】
- 2017年(平成29年)6月19日(月)/10時04分〜10時08分、ほか
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市古田屋久川林道沿い、その他
- 【 その他 】
- 葉がヤナギのように細長く、果実がイチゴのように見えることによります。
生態状況
暖地に自生するヤナギイチゴです。種子島の雑木林で、まばらに見かけます。初春に花を咲かせ、初夏にオレンジ色の果実をつけます。
寒さにも強く、鉢植えなど人気のある花木です。場所によっては、冬枯れで葉の色が黄色く変色しているのもあります。
初夏にオレンジ色の果実を幹や小枝には、蜜につけているのが特徴です。
写真の場所は、内陸部の川岸です。水気のある場所で自生していることが多いです。
果実の大きさは、直径8ミリ前後です。果実は食べられ、美味しいといわれています。
幹は、よく枝分かれし小枝を出します。樹皮の色は暗黒色です。そして、横に筋が通っています。また、表面はざらついています。
葉は、小枝に互生し、長さ8〜10センチ、幅は2〜2.5センチの細長い披針形です。縁には、小さい鋸歯があります。
ヤナギイチゴは、春に花を咲かせますが、種子島は暖地なので、2月には開花し始めます。【平成22年2月12日撮影】