サネカズラは、常緑つる性木本で、種子島でも雑木林に自生しています。つる性の植物ですので、ほかの樹木に絡みついて伸びていきます。別名ビナンカズラ(美男蔓)とも呼ばれています。昔、皮を剥いでつぶして水を加えると ネバネバした液体になり、これを髪につけて整髪料としたそうです。これが別名ビナンカズラ(美男葛)の由来になっています。
秋を過ぎると、サネカズラの雌花は、粒々がたくさん集まって球形をなした特徴的な実を付け、果実は熟すと光沢のある赤色になります。
赤く熟した状態の果実です。また、一部果実が黒く熟しているのもあります。
一面サネカズラが、他の木に絡みつき覆いかぶさっているのです。この時期になると、果実の大きいものはあまり見かけません。また、寒い時期なので、葉も茶色に変色しています。【平成24年1月27日撮影】
初冬のころのサネカズラです。さらに赤く熟します。【平成23年12月10日撮影】
※ 2019年(令和元年)12月17日(火)、西之表市牧之峯、現和、安城で、赤く熟したマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本サネカズラの果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。