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樹木の諸データ

【 科名 】
マツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本
【 和名・別名・学名 】
実蔓、学名 Kadsura japonica (L.) Dunal
【 撮影日時 】
2010年(平成22年)11月21日/13時03分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市国上桜園道沿い、ほか
【 その他 】
***

生態状況

サネカズラは、常緑つる性木本で、種子島でも雑木林に自生しています。つる性の植物ですので、ほかの樹木に絡みついて伸びていきます。別名ビナンカズラ(美男蔓)とも呼ばれています。昔、皮を剥いでつぶして水を加えると ネバネバした液体になり、これを髪につけて整髪料としたそうです。これが別名ビナンカズラ(美男葛)の由来になっています。

サネカズラ

秋を過ぎると、サネカズラの雌花は、粒々がたくさん集まって球形をなした特徴的な実を付け、果実は熟すと光沢のある赤色になります。

サネカズラの果実

赤く熟した状態の果実です。また、一部果実が黒く熟しているのもあります。

サネカズラ

一面サネカズラが、他の木に絡みつき覆いかぶさっているのです。この時期になると、果実の大きいものはあまり見かけません。また、寒い時期なので、葉も茶色に変色しています。【平成24年1月27日撮影】

サネカズラ

初冬のころのサネカズラです。さらに赤く熟します。【平成23年12月10日撮影】

2023年(令和5年)12月23日(土)、西之表市下石寺線、上能野深川線、立山古田線沿いで取材した、冬の寒い時期に赤く熟した光沢のある果実が球形をなしたサネカズラの果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

サネカズラ 冬の寒い時期に光沢のある赤く熟した果実が休憩を成した特徴ある果実風景令和5年 AIナレーション案内〜種子島の自然

2019年(令和元年)12月17日(火)、西之表市牧之峯、現和、安城で、赤く熟したマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本サネカズラの果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

サネカズラ 種子島の里山で晩秋から冬にかけて赤く熟す

2014.10.6〜