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樹木の諸データ

【 科名 】
ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉広葉樹
【 和名・別名・学名 】
権萃、学名 Euscaphis japonica
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)4月18日(火)/16時11分〜16時12分、2017年5月10・12日、ほか
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市古田二本松、中割万波、その他
【 その他 】
名前の由来には、色々あって定かではありませんが、役立つものではないとのことで付けられています。

生態状況

通常、日当たりのよい雑木林の縁付近に生えていることが多いです。春になると、鮮やかな新緑の葉が目立ちます。白い花から、紅色に変化するなんて想像もつきません。

早春になると、活発に新芽を出します。しかし、この時期に黒く冬枯れた実をつけていることもあります。

気温の上昇とともに黄色い新芽がよく目立ってきます。やがて、早いところで四月には花を咲かせます。

初夏の頃になると、次第に青い実を付けます。なぜか、果実を付けている枝は、薄紫色に変色しています。

ゴンズイ

8月になると、種子島の各地のゴンズイは、赤い果実を無数につけているのを見かけます。ちょうど見ごろです。【平成26年9月14日撮影】

ゴンズイの赤い果実

赤い果実が割れて、中から黒い光沢のある種子が出てきます。【平成26年9月14日撮影】

真冬のゴンズイの果実

真冬になると、更に紅色に変色していきます。緑の葉も次第に赤くなり、いっそう鮮やかな雰囲気を感じさせてくれます。紅色だけではなくて、赤黒くなったり変化に富んでいます。【平成22年1月1日撮影】

ゴンズイの散状花序

4月中旬ごろの状況です。散状花序を出し、密につぼみをつけています。薄緑色です。【平成29年4月18日撮影】

開花前のゴンズイ

5月の状況です。散状花序も大きくなり、小さな花を密につけています。花期は、4〜6月です。薄黄緑色の小さな花を咲かせます。【平成29年5月10日撮影】

ゴンズイの散状花序

5月中旬ごろの状況です。枝の先に散状花序を出し、多数の小さい花はかなり黄色く変色しています。花序に近づくと、少し生臭い匂いがします。【平成29年5月12日撮影】

※ 2021年(令和3年)8月25日(水)、西之表市桃園竹鶴線、岳之田武部線沿いで取材した夏のころ枝先に赤く熟した房状の果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ゴンズイ 夏のころ枝先につけた房状の赤い熟した果実風景令和3年〜種子島の自然

※ 2021年(令和3年)4月9〜15日(金〜木)、西之表市屋久川十三番線、住吉能野農道、古田能野線沿いで取材した春のころ枝の先に散状花序を出し、薄緑色の小さい花を密に咲かせた開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ゴンズイ 春に枝の先に散状花序を出し薄緑色の小さい花を密に咲かせた開花風景〜種子島の自然

※ 2020年(令和2年)8月9日(日)、西之表市鞍勇、下石寺、住吉能野、六番の道沿いで、赤く熟した房状の果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ゴンズイ 夏のころ枝先の赤く熟した房状の果実風景〜種子島の自然

※ 2012年(平成24年)12月16〜17日(日・月)、西之表市古田番屋峯道沿い、鞍勇道沿いで果実の模様を撮影したものです。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の木々:冬のゴンズイ

2014.9.14〜